田島緑化プラス G-wave グリーンルーフシステム GreenRoofStory 屋上緑化システム vol.2
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病害虫対策メンテナンス主な病気・害虫と対策病気や虫による被害は、成長を阻害する・景観的に見苦しい・枝枯れを起こす・枯死に至るなど、いずれも大きなトラブルとなります。病害・虫害(食害)が見られた場合や初期防除(予防)として、春頃に薬剤散布します。※薬剤の散布量や対処方法等は、使用する薬剤や野菜・植物の品種等によっても異なります。症状により各々薬剤散布等の対策が必要となります。食害を受ける前の緑化帯食害を受けた緑化帯葉の全体がうっすら白くなり、次第に濃くなってうどん粉をまぶしたようになる症状が発生します。葉の表面が覆われると光合成が阻害されたり、葉から栄養を吸収されるので生育不良になり開花が阻害されたり、枯死する場合があります。殺菌しないと被害が拡大してしまう恐れがあり、病気に侵された株は、溶けたように立ち枯れ状態になります。卵を葉裏に産み付け、孵化した幼虫は葉裏から食害するため、葉が白く透けたような状態になります。大きく成長した幼虫は日中は土の中に隠れ、夜になると活動するため見つけにくく被害が拡大します。新芽や葉裏に寄生し植物の汁液を吸って加害するため、大量発生した場合、生育阻害を受けます。また、ウイルス病を媒介することがあります。ヨトウムシ幼虫による食害ハスモンヨトウの幼虫+ヨトウムシの被害97病気名発生しやすい時期うどんこ病春〜秋白絹病梅雨〜夏発生しやすい害虫名時期ヨトウムシ春〜初夏、秋アブラムシ春〜秋 うどんこ病白絹病症状症状対処方法症状が出た葉の数が少ない時は葉を取り除きます。被害が広範囲の場合は、殺菌剤散布を行います。病気にかかった植物は株ごと取り除き、殺菌剤散布を行います。目安:2〜3ℓ/m²対処方法ヨトウムシの幼虫や葉裏に卵を見つけた場合は葉ごと取り除き、殺虫剤と脱皮阻害剤を散布します。目安:100〜200cc/m²薬剤散布が最も効果的ですがアブラムシは皮膚呼吸のため牛乳や石鹸水、木酢液を吹き付けても効果があります。アブラムシの被害主な薬剤・カリグリーン・サプロール乳剤等・バリダシン液剤5・リゾレックス水和剤主な薬剤殺虫剤(アファーム乳剤等)脱皮阻害剤(マッチ乳剤等)オルトラン等病害虫対策

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