田島緑化プラス G-wave グリーンルーフシステム GreenRoofStory 屋上緑化システム vol.2
90/116

芝生メンテナンス芝生は春から秋にかけて旺盛に成長します。土が乾燥している場合は水がしっかり土に染み込むように灌水します。灌水は早朝または夕方の時間帯にまんべんなく行います。過度な灌水や夏季に於ける日中の暑い時間帯の灌水は、蒸れの原因となり、生育上好ましくないため注意が必要です。芝刈りの際には、芝刈り機や刃物などで床面・立上り面の防水層を傷つけないよう特に注意が必要です。建物の周囲に飛散しないよう刈りカスは残さず熊手などで速やかに掻き出し飛散防止対策をします。維持管理スケジュールに沿ってメンテナンスをするのが、美しく保つコツです。芝生のお手入れ、年間のスケジュール89屋上緑化でよく使われる芝生は「コウライシバ」と呼ばれる日本の芝です。しっかり根付いたコウライシバは地面を覆う密度が高く、庭園や公園、ゴルフ場などに最も一般的に用いられる種類の芝生です。春から秋にかけ緑の葉が伸びて、冬季には葉が淡黄色に変わり、俗に言う「冬枯れ」の状態になります。Point 1除草雑草が繁茂すると芝生を侵食し、見た目が悪くなるだけではなく、芝生を衰退させてしまう原因にもなります。目立たないうちに手取り除草を行います。Point 3施肥(せひ)・灌水土中の養分や水分が不足すると生育不良になるため、年に数回施肥を行い養分を補います。施肥後は適切に灌水を行い栄養を吸収させます。灌水芝刈り芝生Point 2健康で美しい景観を維持するために、適時芝刈りを行います。一度に刈り込むと枯れる恐れがあるため、年に数回に分けて刈り込みます。(刈り込み目安は芝高3cm)Point 4芝生は踏圧に弱く、同じ場所ばかり歩行すると葉が傷み剥げてしまいます。用途に合わせ敷石などで通路を確保する必要があります。芝刈り前芝刈り作業芝刈り通路確保芝刈り後芝生について芝生の状態と対処のポイント芝生の管理作業メンテナンス

元のページ  ../index.html#90

このブックを見る