田島緑化プラス G-wave グリーンルーフシステム GreenRoofStory 屋上緑化システム vol.2
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機能紹介保水・排水・通気BCAー1002163926371,38062• 屋根の排水勾配は、1/100〜1/50程度とする。• ルーフドレンの個数は、隣接屋根や壁の面積を考慮した個数とする。• 万一のドレンの詰まりを想定し、最低でも2個は設置。• 必要に応じて、オーバーフロー管の設置も検討する。• 上階からの排水が植栽帯を通らないような植栽配置とする。• 植栽位置は壁面に隣接させないようにする。【計算例】タテ型の場合条件 1 地区:神奈川県横浜市DOパイプ植栽立上り部、ドレン周りの客土中水分、表面水を排出する機能と土の流出を防ぐ補助機能を併せ持つパイプ。屋上が受ける雨水などを地上に流す道の出口が排水口。その出口が狭くなれば、水は流れにくく、完全に詰まってしまえば水は貯まっていくばかり。屋上が水に浸かりっぱなしでは、植物の生育に悪影響を及ぼし、当然ながら建物や防水にも良いはずはありません。水害事故や植物の生育不良を防ぐためにも、排水口周りの対策をしっかり行うことが大切です。植栽排水口の内側にDOパイプを設置後、FDフィルターを敷設する。屋上緑化を実施するにあたっては、当該屋根の排水計画が重要です。主な注意事項としては以下が挙げられます。ルーフドレンの個数は、雨水排水用の管の径、屋根面積、時間当たりの降雨量予測から求めます。通常屋根面積の計算は、A+Bとされていますが、屋上緑化をする場合は以下の注意が必要です。高層ビルなどの大きな壁面に接するルーフドレンの許容最大屋根面積の計算をするときは、安全のため壁面積の1/2を加算する。  屋根面積=A+B+C×1/2条件 2 屋根面積:1,000m2条件 3 4本の立管を設置する場合の管径を求める解答 最大雨量を100mm/hの屋根面積に換算する 1,000×92/100=920m2920÷4(立管本数)=230m2230<425 ⇒ 管径100mmが必要植栽排水口の目詰まり対策排水口目詰まりによる排水阻害への対策「FDフィルターとDOパイプ」排水計画(最大雨量/時間=92mm)(理科年表より)DOパイプFDフィルター排水口ドレン排水管径と許容最大屋根面積(SHASE-S206給排水設備基準より抜粋)タテ型管径(mm)許容最大屋根面積(m2)5075100125150200671974257701,2502,700FDフィルターの透水性能透水性能実測試験【試験方法】1 直径75mmの円形試験片を試験装置の 透水円筒管内に入れた後、試験片上部に 土厚100mmの黒土を充填2 水柱高を常時100mmに維持3 給水開始30分後より透水量測定開始 【試験結果】FDフィルターは目詰まりすることなく、安定した透水性能を示した。 採水時間 10分間透水後、5分間採水横引管径(mm)1/25137201ーーーー657510012515020075mm径100mm黒土100mm厚FDフィルター+金網透水量測定許容最大屋根面積(m2)配管勾配1/5097141306554904ー1/75791162504547381,5901/100

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