機能紹介耐根層63FDフィルムの効果実例さらに確実性を期すための耐根補助材として「FDフィルム」をご用意しています。表面が滑らかなフィルムは、植物根を滑らせて根が防水層に向かうことを妨げます。施工時に幅2mのフィルムを1mずつ重ねて根の侵入経路を長くすることで、耐根層に根が到達する時間をより遅くする効果を発揮します。ルートガードDは、寸法安定性に優れ、長期的に根の侵入を防止する耐根シートです。耐水性にも優れており、土中の水分による変形や変質がありません。植物の根に対する高い抵抗性を備えながら、経年後も安定した効果を期待できるシートです。ルートガードDと一般ストレッチルーフィングの耐根性能を比較しました。根の生育力が非常に強いとされているクマザサを用い、約1年間放置した後の様子が右の写真です。根の進行を防ぎきれない一般ストレッチルーフィングに比べて、ルートガードDが高い耐根性能を有していることが分かります。右は施工28年経過した植栽を撤去後、FDフィルムの重ね部分(1m幅)をめくった場面です。太い根が張っていますが、フィルムは貫通していませんでした。あくまでも補助材ですので、根の侵入を止めることはできませんが、これだけの量の根が直接耐根層に接することを防いでいるという点から、耐根層ルートガードDの負担軽減に大きく貢献していることがうかがい知れます。植物の根は驚くほど強く、長い年月の間に防水層を貫通し、漏水事故を引き起こすこともあります。そのため、屋上緑化にはあらゆる場合を想定した、確かな性能を持つ耐根層が必要とされています。G-WAVEは、耐根層はもちろんのこと、さらに耐根補助層を設けるケースも想定した安心のシステムとなっています。耐根性能確認試験ルートガードDFDフィルム下層側一般ストレッチルーフィングFDフィルム上層側(裏面)耐根シート ルートガードD耐根補助材 FDフィルム耐根層 植物にとって大切な根は、防水層にとっては大敵です
元のページ ../index.html#64