技術情報屋上緑化の効果

雨水流出遅延効果

近年、ゲリラ豪雨による被害が増えていいます。屋上緑化システムには保水効果がありますので、短時間でのゲリラ豪雨の際の屋上からの雨水の流出を遅延させることができます。これにより、降雨水が一気に下水・河川等に流出することが抑制され、都市型水害の軽減に寄与します。

主な緑化システムの最大保水量は、FD-LP工法の場合、土厚200mmで約70ℓ/m²、土壌300mmで約100ℓ/m²となります。70ℓ/m²の保水量は、時間あたり70mmの雨が1時間降った際の降水量に相当します。土厚が薄いFD-LEなどでは、最大保水量は15〜20ℓ/m²となり、その保水量は時間あたり50mmの雨が約20〜25分間降った際の降水量に相当します。

雨水流出遅延効果

緑の日傘効果

屋上を緑化すると水分が蒸発し地表の熱が奪われるため、特に夏場の建物において緑の日傘(遮熱)効果がみられます。赤外線サーモグラフで見ると緑化していない屋根の表面温度は約68.3℃に対して、屋上緑の表面温度は約40.7℃前後を推移しており、27.6℃近い温度差があることがわかります。特に効果が見られる屋上直下のフロア(天井裏)では約2.0℃の低下が見られ冷房費の節約に繋がるため、緑の日傘(遮熱)効果による省エネルギー効果が期待できます。

赤外線サーモグラフ

※赤外線サーモグラフ:物体から出ている目に見えない熱を持った光を捉え、見かけの温度に変換して温度分布を画像として表示する装置

物件名:三菱電機(株)稲沢製作所第15工場屋上緑化
緑化面積:5161.2m²
緑化仕様:FD-GCP+FD・EM汎用(土壌80mm)
データ計測日:2008年08月12日 撮影日:2007年11月15日

稲沢製作所第15工場屋上緑化
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